季節が変わって、
服装も少しずつ切り替わる頃。
なのに、
クローゼットの中は
あいかわらずごちゃごちゃしたままでした。
薄手のシャツも厚手のニットも一緒くた。
取り出しやすい位置にあるのは、
もうしばらく着ていない服。
なのに「着たい服がない…」
と感じる不思議な状態。
これって、
服の量じゃなくて、
服の並び方に問題があるのかも。
そんな気づきから、
わたしの「季節で分けるクローゼット整理」がはじまりました。
クローゼットの中に“季節が混在している”ことに気づく
春服を着ようとしても、
目に入るのは冬のコートやセーター。
ようやく薄手のシャツを見つけても、
しわが寄っていてテンションが下がる。
そのとき思ったんです。
「クローゼットの中、1年分の服でごった返してない?」と。
私の場合、
衣替えというほど大げさなことはせず、
とりあえず“入るだけ入れておく”スタイル。
でもそれって、
今の季節に必要な服が埋もれる
結果を生んでいました。
あらためて見渡してみると、
夏服も冬服も中間着も、
全部がひとつの空間に押し込まれている状態。
そりゃ選びにくいはずです。
これはもう、
“ごちゃ混ぜ状態”を
なんとかしなきゃと思った瞬間でした。
季節ごとにゾーン分けしてみたら起きた変化
思いきって、
クローゼットを季節別にゾーン分けしてみました。
方法はとてもシンプル。
「今着る季節の服だけを目線の高さに、他は上下に振り分ける」
という考え方です。
自分でやってみた分け方はこんな感じ:
-
手前・中央:今着ている服(季節感重視)
-
右側:次の季節に向けた服(気温の変化に備える)
-
左側または収納ボックス:完全なオフシーズン服(出番待ち)
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奥・下段:年中使うベース服(インナー・羽織もの)
服の配置を“使う時期”という軸で整理するだけで、
驚くほどスムーズに選べるようになりました。
「今、着たい服」だけが目に入るから、
迷いが減る。
さらに、
洗濯後に戻す場所も自然と決まるので、
片づけもラクに。
収納を変えたというより、
情報の整理ができた感覚に近いです。
日常のストレスを減らすための、ちょっとしたコツ
「整理=捨てる」
と思っていた時期もありましたが、
このやり方では、
捨てなくても整うのがポイントでした。
服を手放すのが苦手な自分でも、
“今は着ない服”を一時的に避けることで、
視界も気持ちもスッキリする感覚が得られたんです。
収納ケースやボックスは
100均やニトリなどで手頃にそろいます。
中に「春夏」「秋冬」とラベルを貼るだけでも、
季節が変わったときに迷わず入れ替えられるようになりました。
この“視界から一旦外す”という工夫は、
思っていた以上に効果があって、
頭の中までスッキリするような感覚がありました。
しまった服と距離を置くことで、
「やっぱりこれ着ないな」と
判断できることも増えてきます。
まとめ|「しまう場所」を変えただけで、気分も変わった
今回やったことは、
服の量を減らしたわけでも、
劇的な片付けテクニックを使ったわけでもありません。
ただ、
「いま着る服」と「いま着ない服」を分けただけ。
それだけで、
毎日の服選びがこんなにも
ラクになるとは思いませんでした。
見えている範囲を変えるだけで、
選択肢が整理され、心にも余裕が生まれるんですね。
身支度がちょっとラクになっただけで、
気持ちの立ち上がりも軽くなった気がします。
もし「服はあるのに選べない…」と感じていたら、
“季節ごとに区切ってみる”という方法、
ぜひ試してみてほしいです。
整理整頓の第一歩は、
捨てることじゃなくて、
しまい方を見直すことかもしれません。
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