クローゼットを開けるたびに、
「服はあるのに着るものがない…」とため息。
気づけば、どこに何があるのかさえ分からない状態になっていませんか?
私もずっと、“なんとなく片付かないクローゼット”にモヤモヤしていました。
でも少しずつ整理を進めるうちに、
洋服選びのストレスが減って、気持ちまで軽くなったんです。
この記事では、服が多くても無理せず始められるクローゼット整理の工夫を、自分の体験を交えてご紹介します。
「片付けたいけど、なかなか減らせない…」という方に、そっと寄り添える内容になればうれしいです。
服が多くて片付かない理由を振り返ってみた
クローゼットがパンパンになる理由って、ただ「服が多いから」だけじゃない気がします。
私の場合は、
なぜこんなに服が増えてしまったのか
振り返ってみることで、整理のスタートラインに立てました。
ここでは、私自身が感じた「増えた理由・減らせなかった理由」を3つまとめてみます。
つい増えてしまう“買い足し”のクセ
「この服に合う靴がほしいな」
「仕事用が足りないかも」
と思って買い足すうちに、気づけばクローゼットはギュウギュウに。
しかも、セールの表示や「1点もの」のタグに弱くて、衝動買いすることも多かったです。
必要かどうかより、「欲しいと思ったから」増えてしまった服が実はたくさんありました。
減らすのが苦手なタイプだった
まだ着られる服を捨てることに、どこかで罪悪感があって…
「高かったしな」
「友達と出かけたとき着てたやつだな」
って、
気持ちが引っかかってなかなか手放せなかったんです。
でも、それらがクローゼットのスペースを占領していることに気づいたとき、ようやく整理の必要性を感じました。
「いつか着る」は、ほぼ着ないと気づいた
引っ越し前に
「全部の服を見直してみよう」
と思い立って整理したときのこと。
「いつか着るかも」と残していた服の9割は、数年間その“いつか”が来なかった服でした。
逆に、普段よく着る服は案外決まっていて、毎回ローテーションになっていることにも気づきました。
この経験が、服を減らすことへのハードルを下げてくれました。
少しずつ整理できた小さな習慣
クローゼットを一気に片付けようとすると、
途中で疲れてしまって挫折…
私の場合は、
「全部やろうとしないで、小さく始める」ことがうまくいった理由でした。
ここでは、無理なく続けられた整理習慣を3つご紹介します。
1日1枚だけ減らす“1日1枚ルール”
最初に始めたのは、
「とりあえず今日は1枚だけいらない服を選ぶ」という小さなルール。
時間がなくても、気分が乗らなくても、1日1枚ならできるんですよね。
意外とこれを続けるだけで、
1週間で7枚、1ヶ月で30枚減らせました。
どれを手放すか悩むこともあったけど、
「今日はこれでいいか」と少しずつ前に進めたのが大きかったです。
ジャンルごとに分けて“見える収納”に変えた
整理を進めていく中で、
「持ってるのに存在を忘れてた服」
がけっこうありました。
全部がギュッと詰まってると、何があるのかすら把握しづらいんですよね。
そこで、
ジャンル(Tシャツ・パンツ・羽織り系など)ごとに並べて、見えるように収納してみました。
これだけで「あ、これもう着てないな」と手放しやすくなった気がします。
着ない服は“保留BOX”に避難させる
「いまは着ないけど、まだ迷う…」という服は、
無理に捨てるのではなく一時保管用の箱に入れておくことに。
“保留BOX”に入れておくと、クローゼットはスッキリするし、気持ちの整理もできました。
そして1ヶ月後に見返して、
「あ、やっぱりなくても大丈夫かも」と思えた服は手放す…という流れに。
買いすぎを防ぐためにしていること
クローゼットを頑張って整理しても、
またすぐ服が増えてしまうと、元どおり。
実は私は何度かこの“リバウンド”を経験しました。
そこで、整理した状態をキープするために、買い物前の習慣を見直すことにしました。
これが案外、効果があったんです。
買う前に、クローゼットを1回見る
買い物に行く前に、
一度だけでいいのでクローゼットを開いて中を見る。
たったこれだけで、
「同じようなの持ってるな」とか
「今必要なのはこれじゃないかも」って気づけることがあります。
スマホでクローゼットの写真を撮っておくと、外出先でも確認できて便利でした。
同じような服は「どれか1つ」に絞る
ボーダーが好きで、気づけば3枚も4枚も持っていたことがありました。
でも実際に着ているのは、お気に入りの1枚だけだったりします。
それからは、「似てる服を買い足すときは、1枚手放してから」と決めました。
1in 1out(1つ入れたら1つ出す)の習慣は、
持ち物のバランスを保つのにちょうどいいなと感じています。
“月に1回だけ見直す日”をカレンダーに
片付けも見直しも、思いついたときにやるよりも、
ルール化しておいた方が気がラク
と感じました。
なので、「毎月○日に“服の日”をつくる」と決めて、少しだけでも見直す時間を確保しています。
1回10分でも、
「これ最近着てないな」と気づくことがあるし、
定期的に見返すことで、無駄な買い足しへの歯止めにもなっています。
まとめと読者へのひとこと
洋服の整理って、
ただ“モノを減らす”というよりも、
暮らしの中での「選ぶ」「迷う」「手放す」ことと向き合う作業だなと感じています。
クローゼットが整ってくると、不思議と気持ちにも余白ができて、
朝の支度が少しスムーズになったり、
身軽に外に出かけられたり、
そういう小さな変化が、日々の気分を支えてくれるようになりました。
もちろん、「服が多い=悪い」ではないと思います。
でも、「なんとなくモヤモヤする」「整理したい気持ちはある」という方には、
今回ご紹介したような小さな習慣から始める片付けを、そっとおすすめしたいです。
あなたのクローゼットにも、あなたのペースに合った整え方がきっとあるはず。
今日のひとつのヒントが、少しでもお役に立てばうれしいです。