片付けって、頭では「やったほうがいい」と分かっているのに、
いざ行動に移そうとすると、なかなか腰が重くなるものですよね。
私も一人暮らしを始めたばかりのころは、
「片付けたい気持ちはあるけど、何から手をつけたらいいのか分からない」
そんなモヤモヤをずっと抱えていました。
無理やり片付けようとして疲れてしまったり、
逆に後回しにして、さらに気持ちが沈んでしまったり。
そんなとき、助けになったのが
「片付けに向き合うヒントをくれる本」でした。
本を読むだけで、
「そんなに完璧を目指さなくてもいいんだ」
「まずは小さな一歩から始めればいいんだ」
そんなふうに、自然と心が軽くなったのを覚えています。
この記事では、私自身が読んで本当に救われた、
片付け初心者向けのおすすめ本を3冊ご紹介します。
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気負わずに読める
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すぐに実践できる
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心がラクになる
そんな視点で選びましたので、
今、「片付けなきゃ…でもできない」
と感じている方に、そっと届けばうれしいです🌿
まず最初に読みたい定番本
「片付け本といえばこれ」と言われるくらい有名な一冊。
『人生がときめく片づけの魔法』|
近藤麻理恵さん、通称「こんまりさん」が提唱する
“ときめき”を基準にした片付け法が紹介されています。
部屋をきれいにするテクニックではなく、
「持ち物とちゃんと向き合うこと」を大切にする本です。
この本が教えてくれたこと
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片付けは我慢や努力じゃない
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自分がときめくものだけを選ぶと、自然に部屋が整う
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モノに感謝して手放すことで、罪悪感を減らせる
とくに印象に残ったのは、
「モノを捨てる」ことに後ろめたさを感じていた自分に、
「いままでありがとう」と気持ちを伝える方法を教えてくれたことでした。
単なる整理整頓ではなく、
暮らしそのものをときめきで満たしていく提案が新鮮でした。
こんな人におすすめ
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一気に片付けを終わらせたい人
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片付けに苦手意識はあるけれど、やる気はある人
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“とりあえず捨てろ”じゃない片付け方法を知りたい人
小さく始めたい人に
「片付けたいけど、何から手をつけたらいいか分からない」
そんな気持ちに寄り添ってくれる、やさしい片付け入門書です。
『1日1捨 ゆるミニマリストで楽に生きる』
筆子さんが提案するのは、1日にたった1つだけ手放す「1日1捨」というルール。
完璧を目指さず、できる範囲で続けるスタイルなので、片付けに苦手意識がある人にもぴったりです。
この本が教えてくれたこと
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小さな手放しでも積み重なれば大きな変化になる
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完璧じゃなくていい、続けることが大事
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「今ここ」で必要なものだけを大切にする感覚
片付け本というと、ストイックなミニマリズムをイメージしがちですが、
この本はもっとやさしくて、日常に寄り添った提案ばかり。
「無理しなくてもいい」というメッセージに、何度も救われました。
こんな人におすすめ
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「片付けないと」と焦っている人
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ゆるやかに持ち物を減らしていきたい人
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忙しくてまとまった時間が取れないけど、何か始めたい人
無理せず“ちょうどいい暮らし”を目指したい人に
「片付けなきゃ」という焦りや、
「もっと減らさないと」というプレッシャーから自由になりたい人に、
そっと寄り添ってくれるのが、
『必要十分生活』
著者のたっくさんは、
もともと物が多かった暮らしから、
本当に必要なものだけに絞った生活に
シフトした経験をもとに、
“心地よい持ち物の量”についてやさしく語っています。
この本が教えてくれたこと
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モノは減らすために減らすんじゃない
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「必要十分」な量を自分で決めていい
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余白があると、暮らしも心もラクになる
無理にミニマリストを目指さなくてもいい。
大切なのは、「これが自分にとってちょうどいい」と思える暮らしを見つけること。
そんな、無理のない整理・整頓の在り方を教えてくれた一冊です。
こんな人におすすめ
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ミニマリストほどではないけれど、もう少し物を減らしたい人
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片付けに“正解”を求めすぎて疲れている人
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自分なりのちょうどいい暮らしを探したい人
どれから読んだらいい?おすすめの選び方まとめ
ここまで3冊をご紹介してきましたが、
「結局どれから読めばいいんだろう?」と迷う方もいるかもしれません。
そんなときのために、選びやすいようにまとめてみました。
一気に片付けたい派なら
▶︎ 『人生がときめく片づけの魔法』
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「まずは一度、クローゼットを一掃したい」
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「片付けに勢いをつけたい」
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「やる気スイッチを押してほしい」
そんな気持ちのときは、こんまりさんのときめき基準がぴったりです。
読むだけで「やるぞ!」という前向きなエネルギーがもらえます。
ゆるく片付けたい派なら
▶︎ 『1日1捨 ゆるミニマリストで楽に生きる』
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「いきなり大量に手放すのはハードルが高い」
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「無理せず少しずつ片付けたい」
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「忙しくてまとまった時間が取れない」
そんな人には、筆子さんの提案する1日1捨スタイルが心強い味方になってくれます。
続けることを目的にしたアプローチなので、挫折しにくいのも◎
暮らし全体を見直したい派なら
▶︎ 『必要十分生活』
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「物だけじゃなく、暮らしそのものを見直したい」
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「減らすことに疲れてきた」
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「自分なりの心地よさを見つけたい」
たっくさんの本は、モノを減らすこと=ゴールではないと教えてくれます。
ライフスタイル全体を見つめ直したいときに、そっと背中を押してくれる一冊です。
まとめと読者へのひとこと
片付けがうまくいかないときって、
「自分はダメだな」とか「また散らかしてしまった」と、
つい自分を責めてしまいがちですよね。
でも、今回ご紹介した3冊を読んで思ったのは、
片付けって、“完璧にやる”ことより、“自分にとって心地いい暮らしを探すこと”が大事なんだということでした。
すぐに部屋がきれいになるわけじゃなくても、
1枚手放すだけ、クローゼットを少し整理するだけでも、
確実に暮らしは変わっていきます。
大事なのは、自分のペースで、自分らしく進めること。
本を読むことで、焦りやプレッシャーを少し横に置いて、
「じゃあ、今日はこれだけやってみようかな」と思えたら、それだけで十分だと思います。
もし今、部屋を見渡して途方に暮れているなら、
まずは気になる本を一冊だけ手に取ってみてください。
その一歩が、これからの暮らしをやさしく整えてくれるはずです🌿
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